家を建てるなら百年住宅
静岡県在住 K.S
R1年7月。私たち家族は百年住宅に住み始めました。
そして、私は「家を建てるなら百年住宅」をお勧めします。
私が百年住宅を進める理由は一つ。「地震に無傷」だからです。
地震保険で100%保証されるのは「全壊」のみ。半壊や一部損壊では5%~60%しか保証されません。
※総務省HP「地震保険制度の概要」より
大事な命を守るのは当然です。しかし、命が助かったとしても住む場所が無く、当面の間は体育館などの避難所で過ごす事になります。猛暑が当たり前の夏、極寒が当たり前の冬で、集団生活をしなければなりません。
また、運良く仮設住宅に住むことができたとしても、そこから抜け出すには半壊~一部損壊した家を数百万円もかけて修理しなければいけません。タイミングにもよりますが、住宅ローンを払いながら更にお金を借り、家屋の修理代も合わせて支払う事になりかねません。
※総務省HP「地震保険制度の概要」より
地震保険に加入していても、実際に地震が起きて「いざ、保証」となると審査が厳しく、あーでもないこーでもないと理由を立てて保証を渋ります。
※パナソニックホームズ「地震保険に加入している戸建て住宅購入者」調査より
私が百年住宅に決めるまでに、以下のハウスメーカーで相談及びお見積もりを頂きました。
・遠鉄ホーム
・積水ハウス
・住友林業
・一条工務店
・セキスイハイム
・ユニバーサルホーム
各ハウスメーカーに足を運び、展示場で実際の建物を見て、耐震について相談しました。
毎週休みの度に何度も足を運び、何度も相談しましたので百年住宅に決めるまで1年以上かかりました。
その中で、どのメーカーも耐震、制震、免震の構造や仕組みを丁寧に教えてくれて大変勉強になったのですが、結果、どれも「一発耐える」というだけでした。
これでは、「命は助かっても借金が残る」という件は解決しません。こんな事を言うと大変不謹慎かもしれませんが、「多額の借金が残るのなら死んだ方がマシ」考えも起きてしまうのではないでしょうか。
特に昨今、物価高騰により電気代は倍(地域による)になり、家計を圧迫しております。
そんな中、地震でマイホームが半壊し、また住むには修理しなければならない。でも、
修理代が無い→お金借りるしかない→借りたら返さなければならない→お金無くて返せない
になる可能性は十分ありますし、かといって修理しなければ、いつまでも避難所や仮設住宅に住み不便な生活を送らなければなりません。
仮に、修理費分の蓄えがあったとしても、順番待ちで運悪く最後尾ともなれば住めるようになるのは数年後です。
以下は、過去の災害と熊本地震を比較した表です。
見てわかる通り、保険で100%保証される全壊と比較し、半壊~一部損壊が圧倒的に多いです。
もちろん、家が新しければ新しいほど耐震性能が優れていると思いますので、全壊する家屋は少ないでしょう。
しかし、繰り返しになりますが「命は助かっても借金が増える」または「不自由な生活を強いられる」という事になるのです。
その点、百年住宅は地震に無傷。地震が起きても自宅が避難所として使え、避難所での不自由な集団生活を強いられる事がありません。
ただ、正直言って百年住宅は高いです。地震保証があるので地震保険に別途加入する必要がないとは言え、高いです。他のハウスメーカーでお見積もりと比較しても600万円~1,000万円ほどの差があります。※プランにもよる。
しかし、もし地震が起きた時、半壊~一部損壊したマイホームの修繕にお金を捻出しなければならないのであれば、長期間不自由な暮らしを強いられるのであれば、新築時の今、「安心」と「安全」の為に予算の幅を広げるべきではないでしょうか。
自分の命はもちろん、家族の命を守るためにも。
R5年2月14日現在
※個別で話を聞きたい方は「banbu6226@gmail.com」までご連絡頂ければ対応します。(返信にお時間頂くかもしれません)
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